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聴覚障害の私だからこそ
活躍できる仕事がある

2009年入社 札幌事務所

東出 理恵

※氏名や配属先はインタビュー時のものです。

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  • インタビュー:東出 理恵(札幌事務所)

Recruitment 03

01聴覚障害の私だからこそ活躍できる仕事がある

大学で心理臨床学科を卒業後、埼玉県にある国立職業リハビリテーションセンターでDTP(印刷関係)コースを修了。センターの就職支援の方から大建設計を紹介していただき、入社しました。

私にとって初めての就職でしたから、職場で適切にコミュニケーションが取れるか一抹の不安がありました。少しでも不安を無くすために、私の方から、入社前に2週間の職場実習を提案しました。すると快く了承いただき、研修を受けさせてもらいました。

実際に会社に行ってみると、アットホームな雰囲気に好感を持ちました。先輩方は障害者に対する理解もあり、研修が終わるころには、「この会社に入りたい」と強く思いましたね。先輩や後輩との距離が近く、プライベートな話、趣味の話でも盛り上がったりします。コミュニケーションの方法は、口話だけでなく、筆談や手話(指文字)、そして今はメールやビジネスチャットもありますから、特に大きな支障なく、密なコミュニケーションが取れています。 

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02相手の思いを細部までくみ取っていく

現在は札幌事務所で技術職のサポートをしています。様々な仕事がありますが、おもにパース作成が中心です。入社当初はデザインセンターに所属していたこともあり、プロポーザルの提案書の作成を請け負うこともあります。

3D(パース)や色を使った仕事が多いのですが、いかに相手が思い描いているイメージに近づけるか、ここが腕の見せ所です。情報のやり取りを綿密に行いながら、しっかり細部を詰めていきます。また、初めてプロポーザルの提案書の1ページを任されたときは嬉しかったですね。ユニバ-サルデザインがテーマのページだったと覚えています。

自分が携わった建築物が完成すると、「やって良かった!」と大きな達成感をひしひしと感じます。毎回仕事の内容が変わっていきますが、ひとつひとつにやりがいを感じながら、日々の業務に取り組んでいます。

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03社内で自主開催した「手話講習会」が好評

これからも自分の技術を磨くことに精を出していきたいと思っています。ユニバーサルデザインの分野を深く学び、聴覚障害者であることを生かした仕事にも挑戦したいです。たとえば病院や庁舎を利用する時、障害者当事者が不便だと感じている部分もあります。その問題提起、解決策の提案は、私だからこそできること。当事者の考え方を大切にし、社員の方をサポートしていけたらと思っています。

大建設計では、仕事だけの人間関係だけでなく、それ以外の事柄でも関係を深めやすいです。私は入社して1年目の時に、手話講習会を開催しました。意気込みを持った20~30人ぐらいの参加があり、うれしかったのを覚えています。聴覚障害を理解しようとしてくださる方が多いのは、とても喜ばしいことです。

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04学生さんへのメッセージ

楽しくて、面白い発想を持っている方と一緒に仕事がしてみたいです。会社に入ると色々と大変ですが、大変な分、楽しいこともいっぱいあります。日々成長できるように頑張っていきましょう!

Philosophy

フィロソフィー