Directors & Officers Profile
役員プロフィール
代表取締役社長 社長執行役員
菅野 尚教
1981年3月 | 神戸大学大学院 工学研究科建築学専攻課程修了。 |
---|---|
1981年4月 | 大建設計入社 技術開発部門、構造設計部門、建築設計部門など多種の分野に携わる。 |
2011年 | 大阪事務所長就任。 |
2015年 | 東京事務所長就任。 |
2020年 | トータルソリューション部門(東ブロック)統括就任。 |
2021年 | 代表取締役社長就任。〜現職 |
高校を卒業するまで、愛媛県で育ち、大学生活は、神戸で6年間を暮らし、関西を知りました。大建設計に入社してからは、九州・本社・京都・大阪・東京と異動も多く、業務の内容も多岐にわたり、製鐵関連の建屋、生産施設から庁舎、学校、文化施設などの公共施設、ホテル、マンション、オフィス等の民間施設、IT関連ソフト運用開発販売等を行ってまいりました。振り返れば、入社後10年間に及ぶ純粋な設計とは異なる分野の経験や京都事務所の立上げから6年間の経験は、バブル崩壊やリーマンショックを乗り越え大阪事務所を再生する際に大いに役立ちました。ほぼ、還暦で東京に赴任し現在に至っておりますが、それまでの多種多様な経験が今の立場を支えてくれていると感じます。
様々な社会の変化や周辺環境の変化を経験しましたが、一番大切にしているのは、社員とのコミュニケーションです。会社は社員によって支えられており、社員の幸福度を増す事が会社の発展につながると考えております。大建設計と言う船の船長として、乗組員や船の状態を十分に理解し、乗組員の働き方・船の環境整備等、積極的に改善を行いながら舵を切って参ります。設計のマジックは、建物が完成した時に設計者の気持ちは最高に達し、それまでの苦労を喜びに変える事です。また、その建物が永く愛され、親しまれる事が社会貢献につながり、設計者のやりがいとなります。
活き続ける建築 30年の思い
まだ木材利用について行政からの指導も無かった30年前、積極的に地元の木材を利用した建築を提案し、受け入れていただいた公共建築があります。
きっかけとなったのは、京都で知り合った方が、今後の林業に対する危機感を募らせ、間伐材の建築利用を推進したいといった事。さらに、当時取り組んだ徳島の案件で、町長から今回の建設事業で、地元産業である林業を助けたいという要望があった事。このような話を聞き、直接森林組合に伺ってどのような事が出来るのか調査・検討を行った結果、躯体は鉄骨・RCとしながら、外壁・内壁を間伐材の無垢材を使い、自然と共存する豊かな環境整備を実現することが出来ました。現在、木材の利用はCN(カーボンニュートラル)実現の重要アイテムとなっていますが、当時の行政の方々に多大な理解を頂いた事。また、両施設ともしっかりとした維持管理をつづけておられ、今も多くの利用者に高い評価を受けている施設であり続けている事は、設計者冥利に尽きます。設計した建物はいつまでも見守りたいと思います。
プライベートは旅行に出かける!!
時間を見つけて旅行(遊び)を計画し、家内と全国を回っている。基本的に自然と接する事が好きで、訪れた場所で自然と調和した建築に出会う事も楽しみの一つ。