ページのメインビジュアル
愛知学院大学名城公園キャンパス

Environmental Design

環境デザイン

愛知学院大学名城公園キャンパス

環境配慮に関する大建設計の取り組み

大建設計では、地球規模における気候変動抑制に貢献することを会社としての使命として捉えており、さまざまな取り組みを推進しています。こうした取り組みのみならず、快適な空間と経済的な合理性を実現するため、最新の環境技術を屈指したさまざまなソリューションも提供しています。また、建築時のみならず、運用段階の性能検証(コミッショニング)、環境関連制度の活用や補助金申請に向けた各種手続きのサポートも行っております。

過去実績から得た豊富なノウハウと最新の環境設備技術に熟知した専門エンジニアを通じてコンサルティングを実施し、幅広い領域で施主様のあらゆるニーズを満たせるよう多角的なサポートを提供しています。加えて、省エネ化事業の設計経験を生かし、多角的なアプローチで建築物のZEB化も積極的に推進しています。

1番目のセクションの背景画像
2番目のセクションの背景画像
3番目のセクションの背景画像
背景:南陽市新文化会館
4番目のセクションの背景画像
背景:麹町大通りビル
5番目のセクションの背景画像
背景:大阪駅前第3ビル
6番目のセクションの背景画像
背景:ビーンズドーム
7番目のセクションの背景画像
  • カーボンニュートラル実現に向けて

  • ZEBへの取り組み

  • 環境にやさしい木材建築

  • CASBEE認証・BELS認証取得

  • 環境配慮型の改修計画

  • 環境性調査・検討

  • 運用支援・長期修繕計画立案

カーボンニュートラル実現に向けて

大建設計は、お客様の環境への取組をサポートします。地球温暖化の進展は急速であり、世界各地での異常気象や生態系への影響を与えています。全CO2発生量のうち建築分野の占める割合は約1/3 にものぼり、わたしたちの温暖化防止に果たすべき使命は重大だと認識します。

日本では、温室効果ガスの排出量を2030年に46%削減(2013年比)することが地球温暖化対策の推進に関する法律に基づいて目標とされており、さらに2050年までに温室効果ガス排出量ゼロ(カーボンニュートラル)を実現することを、目標として定めています。国のエネルギー基本計画においても、「2030 年度以降新築される住宅・建築物について、ZEH・ZEB 基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指し、2050年に住宅・建築物のストック平均でZEH・ZEB基準の水準の省エネルギー性能が確保されていることを目指す。」とされています。

カーボンニュートラル実現までのロードマップ

大建設計ではこれまで積極的に取り組んできたさまざまな環境技術を駆使し、お客さまの建物の環境資産価値を最大化することで、目前にせまった課題を確実にクリアーしていきます。

トータルな環境配慮技術を提供します

環境配慮建築実例

愛知学院大学名城キャンパスの実例

CASBEE評価結果より

大学施設における低炭素型モデルキャンパスを目指し、環境配慮型建築と自然・未利用エネルギーを積極的に利用。学識者、設計者、施工者、エネルギー事業者など関係者一体となった計画・検証・技術の展開を行いました。

  • Low-eガラス
  • 空調の共用部排気によるエネルギーのカスケード利用
  • 誘引放射空調
  • 水平庇による日射制御
  • 自動調光外付けブラインド
  • 高効率機器
  • エネルギー監視システムの積極的利用
  • 高効率照明の採用
  • 共用部での人感センサー点滅制御
  • 太陽光発電

などによるCASBEE名古屋にてSランク(BEE = 3.2)を取得しています。また、以下、数々の環境に関する賞を受賞しています。

  • 地球温暖化防止活動環境大臣賞
  • 第5回サステナブルキャンパス賞
  • 省エネ大賞(省エネ事例部門)
  • 空気調和衛生工学会 第31回技術振興賞
  • 第6回カーボンニュートラル賞
  • 第3回なごやグッドグリーン賞 事業部門賞

大建設計としての取り組み

令和4年9月より弊社は大建設計大阪ビルにおいて、主エネルギー源としてカーボンニュートラルLNGを使用しています。

カーボンニュートラルな都市ガス供給のイメージ

ZEBへの取り組み

ZEBとは

室内及び室外の環境品質を低下させることなく、負荷抑制、自然エネルギー利用、設備システムの高効率化等により、大幅な省エネルギーを実現したうえで、再生可能エネルギーを導入し、その結果、運用時におけるエネルギーの需要と供給の年間積算収支が概ねゼロもしくはプラス(供給量 > 需要量)となる建築物をいいます。

※ZEB(ゼブ)=ゼロ・エネルギー・ビルの頭文字に基づいた名称

ZEBへの取り組み(ZEBプランナー登録番号 ZEB29P-00103-P)

弊社は、環境技術に特化した部門を設け、お客様の省エネルギーの実現やCO2などの温室効果ガス削減の達成に寄与すると共に、地球規模における気候変動抑制に貢献することを会社としての使命としております。多くのZEB事業を実現するため、弊社の省エネ化事業の設計経験を生かし、以下のアプローチで建築物のZEB化を展開していきます。

ZEBの効果
ZEBのイメージ
  • これまでZEBに触れたことのない建物主等に対して、ZEBの意義を説明します。
  • ZEB化のメリットを建物の資産価値や環境改善価値の面で説明します。
  • 与条件を踏まえ、建築物を計画し、投資コスト、省エネ効果、ROIなどを建築主に説明します。
  • 補助金の申請に向けた、詳細現場調査、設計、設計見積、申請書作成など全体工程表を作成します。

松野町新庁舎及び防災拠点施設(Nearly ZEB)

松野町産の杉材を活用した木構造(集成材ラーメン架構+CLT耐力壁)やヒノキ材を活用した内装木質化を図り、「森の国 まつの」を象徴する施設づくりを行いました。また、「Nearly ZEB」及び「BELS ☆☆☆☆☆」の認証取得により一次エネルギー消費量削減率81%(BEI値0.19)を達成し、庁舎トップクラスの環境性能を実現しました。さらに環境省の令和2年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の活用により新庁舎工事に関する歳出額を約12%削減し、まちの財政負担軽減に貢献しました。

< 主な省エネ技術 >
高性能室外機(ビルマルEHP)
高断熱化(屋根・外壁・1階スラブ下)、ルーバー、庇
全熱交換形換気扇
LED 照明(照明制御)
床吹出し空調、クール(ヒート)ピット
太陽光発電システム(80kW)、リチウムイオン蓄電池
Low-e 複層ガラス

愛知学院大学名城公園キャンパス 事務棟(ZEB Ready)

平成30年度「省エネルギー投資促進に向けた支援補助金(住宅・ビルの革新的省エネルギー技術導入促進事業)(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業)補助金交付決定」

< 主な省エネ技術 >
太陽光パネル
その他日射遮蔽物、Low-e 複層ガラス
クールチューブ、ヒートチューブ
ビルマル (EHP)
パッケージユニット
外気冷房システム
氷蓄熱システム
放射整流吹出システム
LED照明、明るさ検知制御システム
在室検知制御システム
タイムスケジュール制御システム

(株)サンコー徳島工場(ZEB Oriented)

< 主な省エネ技術 >
複層ガラス
屋根断熱(GW1100t)
高効率空冷ヒートポンプパッケージエアコン
全熱交換型換気扇
自動給湯栓
LED照明
昇降機可変電圧可変周波数制御方式

ZEB化可能性調査(大阪府立吹田東高等学校)

主な省エネルギープランニング実績

愛知県新体育館整備・運営等事業

令和4年度「建物のエネルギー消費性能の向上に関する法律第12条第1項の規定による、建物のエネルギー消費性能確保計画」 ※前田建設・隈研吾建築都市設計事務所・大建設計の共同

©2022 Aichi International Arena
< 主な省エネ技術 >
複層ガラス
LED照明
全熱交換器
人感センサー
高効率空調機
CO2制御
VAV/VWV制御
マイクロコジェネ排熱利用
人感センサー・昼光センサースケジュール制御
太陽光発電100kW

新鶴丸ビル

令和元年度「建物のエネルギー消費性能の向上に関する法律第12条第1項の規定による、建物のエネルギー消費性能確保計画」

< 主な省エネ技術 >
low-e複層ガラス
LED 照明、昼光調光センサー、在室検知センサー
高効率空調機、輻射空調(隠蔽型パッケージ+輻射パネル)、全熱交換器、一部デシカント空調

ZEB相談窓口

担当窓口 本社・デザインセンター 担当:東宮(トウミヤ)

※ZEB に関するお問い合わせについては、お問い合わせフォームからご連絡ください。

環境にやさしい木材建築

大建設計の大規模木造建築

大規模木造建築として、木造のホールやドーム、体育館など多様な実績があり、耐火木造部材、大断面集成材、CLTなどを駆使し、特性に合わせた木造建築を作り続けています。木のやさしさを活かした設計をすることで、日本古来の木造建築の良さを引き継ぎ、次世代へとつながる建築を創造しています。

南陽市新文化会館

世界最大の木造コンサートホール

ひなた木の花ドーム

日本初単層格子アーチ構造 大規模木造ドーム

真庭市勝山健康増進施設「水夢」

梁を木造にした温水プール 熱源は木質ペレットボイラー

CASBEE認証・BELS認証取得

大建設計では、認証取得により顧客の建物の資産価値向上や環境改善価値アピールをサポートしています。最近の認証事例をご紹介いたします。

麹町ビル(CASBEE S)
三交津ビル(CASBEE S)
松野町(BELS)

環境配慮型の改修計画

熱源システムの高効率化更新

大規模再開発ビルにおける熱源更新においては、集中熱源を含む設備全般の老朽化調査及び省エネ診断の後、熱源比較シミュレーションをおこない、実施計画・監理を実施します。

大阪駅前第3ビル

環境性調査・検討

設計作業の一環として空気環境や水環境をシミュレーション技術により解析し、設計意図通り環境制御できるか可視化しながら検討します。その他、ESCO事業フィージビリティスタディーにおいては、使用エネルギーの実測を含めた現況把握の後、費用対効果の高い改修アイテムを順に列挙し、民間資金活用型などのESCO事業が成立可能かシミュレーションします。

環境シミュレーション

大空間における居住域空調が成立しているかなどシミュレーションにより検証し、実施設計に移行します。

ビーンズドーム

シミュレーション動画

気流シミュレーション結果

天王寺動物園ペンギン・アシカプール

アシカプール水流シミュレーション

令和5年度空気調和・衛生工学会大会にて論文発表 ■ CFD 解析を用いた動物飼育展示用水槽の循環効率に関する検討

CaseA-3 条件

  • 擬岩はプール中央に配置(変更)
  • 吹出口は全体で円を描くイメージでさらに偏らせた配置(変更)
  • 釜場は中央の擬岩付近に配置(変更)

CaseA-3 結果(水寿命プール底+1.5m)

  • 擬岩付近のよどみが解消された。
  • 全体的にムラがなくなった。
  • 水寿命の平均値がわずかに改善した。

シミュレーション動画により、よどみのない水流を検証し擬岩の最適配置を決定

水流NG動画

水流改善動画

運用支援・長期修繕計画立案

コミッショニング(設計検証)・チューニング

設計した技術の効果を検証として、運用開始された設備をいかに効率的かつ健全に運転させるかに重点を置き、性能検証を行ないます。

愛知学院大学名城公園キャンパス

エネルギー使用実績を可視化により運用の改善点を見つけ出し、チューニングを重ね、省エネを加速させます。クールピットにおいては利用する湿度条件を適正に見直し、省エネ性向上させています。

居住域空調の試験による検証

工事施工後、設計意図が実現されているか、居住域空調においてはスモーク試験などにより検証します。

空調方法の考え方(ビーンズドーム)

スモーク試験による検証動画(2倍速)

長期修繕計画案

建物の運用段階において、長期の修繕計画を立案することで、消耗品の交換サイクル・機器の点検・改修のサイクルを定め、適正な修繕を適正な時期に行うことが可能となり、効率的かつ計画的な投資にて資産価値の向上に寄与します。建物を適正にメンテナンスし、効率的なリニューアルを実施して長寿命化をはかることでライフサイクル全体における環境負荷の軽減にも寄与します。

環境配慮建築の事例

「環境配慮建築の事例」の情報はありません