2011年入社(中途)
東京事務所 第4設計室室長 長年の思いから、
医療系施設の設計へ
01一度退職の後、キャリアアップして再雇用で大建設計へ
専門学校から新卒で大建設計に入社し、その5年後に一度退職しました。その後、中堅ゼネコンの設計部に11年間勤務し、不況の影響で退職しました。ゼネコン在職中に一級建築士の資格を取得してキャリアアップしたことが認められたのだと思いますが、その頃、新卒入社当時の上司が大建設計東京事務所の副所長になられていて、声をかけていただき2005年に外注契約、2011年に社員として再入社しました。今思えば入社時の上司や周囲との人間関係がよかったので、戻ってきやすかったのだと感じます。
02長年の思いから、医療系施設の設計へ
大建設計に戻って8年ほど鉄道関係の施設設計に携わった後、現在は病院や福祉施設の設計に取り組んでいます。職業を決める際、医療関係と建築設計の道で迷ったことがあり、医療系分野は元々関心がある分野でした。大建設計に戻る前にホームヘルパーの資格を取得し、さらに設計に生かせないかと家族が老人ホームで働いていた縁でボランティア体験をした事もあります。
病院というのは経営陣、さまざまな診療科、看護部門などセクションが細かく分かれ、それぞれが異なる要望をお持ちなので、取りまとめには常に苦労しています。大型物件になるとチーム体制で設計しますが、1万m2前後までの取り纏めは1人で行います。先日手がけた施設も特別養護老人ホームと区営住宅などいくつかの機能の複合施設で、約9,000m2ありましたが、基本設計から実施設計、現場設計監理まで私が一貫して担当しました。現在は山形県の病院の設計に携わっています。労力のかかる仕事ですが、お客様の信頼を得て、お褒めの言葉をいただいたときは感慨もひとしおです。
03長時間労働を改善する
主に医療・福祉施設を担当する設計室で、2019年4月から室長補佐として、室員の勤怠管理や物件の工数管理、外注の選定や契約手続きなど設計室の運営管理もしています。性格上、時間の許す限り仕事をしてしまうので、鉄道関係の施設を手がけていた頃は提出やプレゼンの前日は徹夜をし、朝、家に戻って着替え、そのまま相手先に向かうというスタイルでした。近年は会社全体で働き方改革が進んでおり、私を含め室員全員が提出前などを除けば夜10時までに退社することを心がけています。
04女性の働きやすい職場へ
これまで大建設計に新卒で入り、結婚・出産・復帰を経験されている技術職社員はまだ少なく1名です。男女の区別なく仕事に邁進出来ることがこの会社の良い所だと思いますが、出産し子育てしながら設計の仕事を続けるということは、現在の仕事のやり方では現実的にはかなり難しいと思います。ここ5、6年、新卒で女性が多く採用されていますが、彼女たちが結婚・出産し復帰しやすい環境を整備して頂きたいと思います。